日ハム中田翔、3年目のプロ1号



私のまわりの日ハムの事情通は、梨田監督が中田選手を嫌っていると断言しています。

日本ハム中田翔選手がついにプロ1号となるホームランを

打ちました。とうとう金の卵が孵化したと、メディアも

ファンも大喜びしています。



20日に札幌ドームで開催された日ハム対ロッテの14回戦、

5回裏の攻撃でついに中田に待望の一発が出ました。カウント

2−2からの5球目、141キロのストレートを振り抜き、

打球は弾丸ライナーでレフトスタンドに突き刺さりました。



大阪桐蔭からドラフト1位で日本ハムに入団して以来、

不調やケガに加え、監督との不仲説まで囁かれるほどに

活躍から遠ざかっていました。高校時代は公式記録で

最多となる87本塁打を打ち、10年に1人の大物と騒がれた

逸材でしたが、このまま大成することなく埋もれてしまうのかと

多くの野球ファンが心配していました。今回の1号ホームランで

ようやくファンも一安心、といったところです。



けがや不調のせいもあるのでしょうが、やはり中田選手の

出場機会の少なさは、ファンにとって一番の不満の種では

ないでしょうか。名監督が名選手を育てるエピソードでは、

必ずと言っていいほど、「チーム事情が苦しくても使い

続けてきた」という言葉が出てきます。しかし、梨田監督は

チームの勝利最優先で、ほとんど中田選手に出場機会を

与えていません。



2軍と1軍を行ったり来たりしながら、中田選手の苦労は

大変なものだったでしょうし、これからも続くのでしょうが

素質は誰もが認める一級品の選手なのですから、せめて

1軍の試合で苦しんでほしいものです。



記念すべき1号ホームランボールは、母親の香織さんに

手渡されたそうです。二軍落ちの時も手術した時も

息子を支え続けた香織さん。うれしかったでしょうね。

友達は、安くなったレーシックの手術を受けるようです。