オーストラリアのクジラ至上主義 - 三度の飯よりニュース好き

昔、くじらなべを食べたことがあります。

日本の南氷洋での調査捕鯨活動を邪魔している環境保護団体、シーシェパード
が問題になっていますが、彼らの寄港国であるオーストラリアのラッド首相が
日本の調査捕鯨を決定的な言葉で非難しました。曰く、

「調査捕鯨をやめなければ、日本を国際司法裁判所に提訴する」

こう発言したのです。道徳的な観点から、世界中で非難されている日本の調査
捕鯨ですが、長い歴史のなかでクジラを食べる食文化を積み重ねてきた日本
にとってみれば、とんでもなく迷惑な話ですよね。

たしかに、クジラを獲らなくても、日本人は飢え死にしないでしょう。しかし
クジラで生計を立てている人はもちろんのこと、、クジラのおかげで成立
している貴重な文化が数多く存在している日本では、やはり守っていくべき
文化なのではないでしょうかね。

クジラの個体数の調査、捕鯨が生態系に与える調査など、日本は調査捕鯨を
開始してから実に綿密に調査しているそうです。決して捕鯨のおまけで調査
をしているわけではないのですね。なればこその調査捕鯨、というわけです。

シーシェパードの暴力的な反捕鯨活動には、日本人であればだれでも不快感を
感じるでしょう。さらに、カンガルーや猫を大量に殺しておきながら、日本の
調査捕鯨に反対するオーストラリア、一体どれだけ、上から目線で日本を見て
いるんでしょうか。

３００万頭のカンガルーを人間の都合で駆除し、食糧や家畜の飼料として
話題になったオーストラリア。さらに今度は野良猫を、またもや人間の都合で
１８００万頭駆除するそうです。そんなオーストラリアがなぜ、ムキになって
調査捕鯨を批判するのかさっぱり理解できません。

調査捕鯨に反対するのは自由ですが、止めさせたいなら、ちゃんとした理由で
抗議してほしいものです。くだらない感情論で、調査捕鯨の邪魔は
しないでほしいものですよね。