イラクでテロ続発。終わりなき戦争は収まる気配なし。
四谷郵便局からユニセフに寄付してきました。小額ですけどね。
2001年9年11日に発生したアメリカ同時多発テロから8年を迎えますが、
イラク情勢は依然として不穏のようです。
イラク保健省が発表したところによりますと、6月にテロや攻撃で死亡した民間人の数は
373人に上ったことがわかりました。
5月はイラク戦争が開戦してからもっとも少ない134人だったので、わずか1カ月で
3倍強に急増したことになります。
これはイラクの治安が、いまだに不安定で危険なことを示しています。
6月20日には、北部のキルクーク近郊で82人以上が死亡した大規模テロも発生。6月末
が期限だったアメリカ軍の都市部からの撤退が近づくにつれ、テロが活発化していることを
証明しています。
アメリカのバラク・オバマ大統領(47)は、昨今の世界的な不景気によってアメリカ国内
の経済も大幅に落ち込んでいることから、イラクへの派兵を大幅に減らそうと画策しています。
よその国に貢献するよりも、国内問題を重視した形です。
問題なのは、アメリカ軍が撤退したあと、イラクの治安は誰が守るのか、ということ。
本来ならばイラクが民主的な選挙を行い、自分たちで国を治め、治安を守っていくべきなの
ですが、残念ながらそれだけの体制はいまだにありません。
一方でアメリカは、アフガニスタンで大規模な掃討戦を開始。アメリカ海兵隊4000人を
動員して、南部ヘルマンド州においてイスラム原理主義勢力タリバンを駆逐しています。
オバマ大統領がイラクよりもアフガニスタンの対テロ作戦を重視していることを意味します。
なぜならば8月にアフガニスタン大統領の民主的な選挙が行われるためです。
アメリカの本音は、イラクやアフガニスタンの諸問題から早く手を引きたいのでしょう。
民主政治を早く根付かせ、あとは自分たちで国を立て直しなさい、ということです。
世界不況がさまざまな方面に波及していることを物語っていますね。
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